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高校受験に夏期講習は必要か!?

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定期テストも終わり,もうすぐ部活も引退し,

これから高校受験に向けた勉強を本格化させようという受験生も多いでしょう。

塾に行っている受験生は,当然夏期講習を受講するでしょう。

では,中3の塾なし受験生に夏期講習は必要なのでしょうか?

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夏期講習を受ける目的

受験生の夏,というと,「みんなが行ってるし,夏期講習には行った方がいいような気がする」なんて人も多いでしょう。「家にいてもどうせ勉強しないから塾にいた方がいい」という親御さんもいるのではないでしょうか。

 

これまで勉強をおろそかにしてきて,この先どのように挽回してよいかわからない,勉強の習慣もついていない,という受験生は,夏期講習を受けることで一定の効果を生む可能性があります。一日に最低5,6時間は塾に拘束され,勉強するシステムがそこには備わっています。

 

しかし,すでに勉強の習慣が身についており,定期テストで安定的に430点以上取ってきた塾なし受験生で,かつ公立高校を志望する人は,基本的には夏もこれまで通り自宅学習で十分でしょう。なぜ430点かというと,塾なしで430点以上常に取るには,得点を取るための知恵を編み出す能力とそれを支える自頭も備えていると推測されるからです。初めての受験勉強のために何をしたらよいか,知恵をしぼることができるはずなのです。もし自分仕様の,オーダーメイドの受験勉強ができるならば,それは塾が提供する均一な授業よりもはるかに効率的ではないでしょうか。

 

実力テストで点が取れない人

定期テストではいい点数が取れるけれど実力テストでは点が取れない,だから夏期講習に行った方がいいのではないか,という漠然とした不安を抱いている方。定期テストより実力テストの点数が大幅に悪い原因は,既習内容の理解が浅いことと,既習内容を忘れてしまっていることにほかなりません。つまり,「実力」が現時点では低いということですから,塾に行ったからといって実力は簡単に上がりません。

 

暗記系の教科(社会,理科の一部)は,模擬試験や実力テストをペースメーカーとしてひたすら暗記を繰り返し,思考系の教科(数学,英語,理科の一部)は,47都道府県問題集を解きつつ,苦手な分野については教科書レベルまで戻って徹底的に基礎からやり直す。実力を高めるのに近道はありません。塾も当然同じような手法で入試対策を行いますが,頻出分野に均等に時間をかけるため,無駄が生じます。

 

結論

夏期講習に行って効果が見込まれる条件:

・これまであまり勉強してこなかった

・学習習慣が身についていない

・受験勉強のために何から始めてよいか分からない

・これまでの定期テストで常に430点を下回ってきた

 

こういった受験生は,夏期講習で一定の効果が出る可能性が高いです。

のびしろが大きいのですから,当然です。

ただし,得意教科と不得意教科の差が大きい場合は,家庭教師や個別授業の方が向いていることも考えられます。夏期講習を受ける目的をよく考えて,適したプロに助けを求めるとよいでしょう。

 

夏休みの問題集として最適な47都道府県過去問の使い方については: