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塾なし受験道~偏差値72の公立高校合格!!~

公立高校の受験に塾は必要?市販問題集で高校受験を乗り切るための知恵

高校受験 夏休みの計画(開始時期と問題集)

勉強方法-受験勉強

ナオの受験勉強がようやく,ようやく本格的に始まりました。タイの受験勉強の計画表を振り返ってみると,やはりこの時期から本格化させていました。

高校受験の受験勉強の正しい始め時とはいつなのか,考えてみたいと思います。

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受験勉強は夏休みが始まってから?ーNO!!ー

 

受験勉強の開始時期を考えるためには,ゴール地点から逆算していく必要があります。貯金をするときと同じです。使いたいだけ使って,「あまったら貯金しよう」などという考えではお金はたまりません。何のために,いつまでに,いくらためる,というゴールを決めて,毎年,毎月,いくら貯金する必要があるかを決定して初めて計画的にお金は貯まります。同様に,入試当日にどうなっていたいかを決めて,そのためには,毎月,毎週,毎日何をしなければならないかと決めます。すると,おのずといつからやらなければならないかが見えてくるはずです。

ゴールを定める

ゴールには二つあります。

 ①入試の日程

 ②当日どのような状態で入試に臨みたいか

の二つです。

 

①については,今年の公立高校入試であればすでに決まっているでしょうから,すぐに調べてスケジュール帳に書き込みましょう。入試までをカウントダウンする日めくりカレンダーを用意してもいいかもしれません。(ただし,ここに時間をかけるべきではありません。スマホのアプリならすぐに用意できますし,スマホの使い過ぎ防止効果も生むかもしれません。)

 

②は,具体的な目標を立てるのがよいでしょう。「○○高校合格」という遠くてあいまいな目標よりも,「模擬試験で偏差値○○を取れるようになる」「過去問で○○点とれるようになる」など,受験勉強のプロセスの中で達成状況が確認できる具体的な数値を設定すると,入試前に模擬試験や過去問を解きながら,自分がその目標にどれくらい近づいているかを確認することができます。

 

逆算する

現状把握 

逆算するときに必要なのは,現状の把握です。模擬を受けたことがあればそれが一番実情を反映しているはずですが,まだ受けたことがなければ,学校の実力テストでもよいでしょう。学校の先生は,実力テストで何点取ればだいたいどの高校に行ける,という詳しいデータを持っています。また,実力テストで偏差値が出る場合は,自分のおおよその位置が分かるでしょう。実力テストと入試の難易度は当然違いますが,自分の現在の状況を知るという意味では一定の役割を果たすはずです。

 

志望校の偏差値と自分の偏差値が5以上乖離している場合は,相当の努力が必要です。タイは塾なしのため頻繁に模擬試験を受けましたが,どんなに上出来でも,どんなにミスを連発しても,偏差値の差異が5を超えることはありませんでした。タイが受けていた試験の偏差値5という5教科合計で35点分でしたから,当然といえば当然かもしれません。緩やかに偏差値は安定の方向に向かいましたが偏差値はなかなか上がるものではありませんでした。ですから,偏差値5以上上げたい人は,「受験勉強をいつ始めたらいいか」などと考えている暇はありません。すぐに始めてください。

過去問演習開始時期

受験校と入試の日程が決まったら,過去問演習に要する日数を割り出します。

(例)

受験校:第一志望=公立A高校(3月1日)

    第二志望=私立B高校(2月1日)

 

1教科(5年分)の過去問演習に費やす時間:

  1. 問題を解く(1時間)×5年分
  2. 答え合わせ・間違えた問題の補習(30分)×5年分
  3. 二周目(一週目に間違えた問題を解き直す)(20分)×5年分
  4. 二周目の答え合わせ・間違えた問題の補習(25分)×5年分
  5. 三周目(二周目に間違えた問題を解き直す)(15分)×5年分
  6. 二周目の答え合わせ・間違えた問題の補習(15分)×5年分

 合計:14時間

 

私立B高校(2月1日)の過去問演習に要する日数:

  14時間×3教科=42時間 

 

公立A高校(3月1日)の過去問演習に要する日数:

  14時間×5教科=70時間

 

ということは,私立A高校の入試が2月1日ですので,一日に4時間ずつ過去問演習に割くとして,遅くとも1月初めには過去問演習を始めていなければなりません。  

偏差値60以上の上位校を志望する場合 

 

47都道府県公立高校過去問演習の開始時期

 

偏差値60以上の上位校を志望する場合は,自分が受ける都道府県の過去問を解く前に,他の都道府県の過去問を解きまくり,徹底的に穴をつぶしておく必要があります。

すると,1教科165分(3周まわすために必要な時間)×47都道府県×5教科=646時間

中3の12月末までに終わらせようと思うと,平日3時間,週末6時間ずつと過去問演習に充てたとして,23週かかりますから,遅くとも夏休みの始めには始めなければなりません。

 

結論

実際には,先取りや復習,定期テスト対策なども並行して行うため,上位校(偏差値60以上)を志望する生徒でなおかつ偏差値に5以上の余裕のない生徒は,

 

遅くとも1学期の期末テストが終わったらすぐに受験勉強を開始する必要がある

 

という結論に至ります。この時期に始めたとしても順調に進まないことも考えて,優先順位を考えつつ演習を行う必要があります。

 

例えば,国語や数学は短期の学習効果がすぐに表れにくい教科です。国語は47都道府県すべて解かなくてもよいと割り切ることもできますし,同じ問題はまず出ないので,二周目,三周目は割愛してもよいでしょう。

 

比して,歴史・理科などは覚えてしまえば点数が取れるため,過去問演習の効果が出やすい教科だと考えられています。同じ問題が出るため,2周目,3周目をしっかり解きましょう。ただし,あまり早くから始めてしまうと,入試直前に忘れてしまうということが考えられるため,先にまとめてやるのには向かないでしょう。

 

47都道府県問題集の使い方については:


偏差値60未満の高校を志望する場合の勉強計画と問題集

「47都道府県過去問」はタフな問題集です。60未満の高校を志望する場合,5教科すべてこの問題集を解くのは適切とはいえません。英語と数学のみ,「基本問題」の印のついた問題に限って解き,理科と社会は学校から配布されているワークを何周もする方が効果があるでしょう。また,国語は長文の解き方を教えてくれる市販の問題集を使うのがよいように思います。漢字・計算をしっかりと演習しましょう。得意な教科は「47都道府県過去問」を学習するとよいでしょう。

 

偏差値60未満の高校の場合,ホームランを打つを目指すよりも,一塁打をきっちり重ねることを考えましょう。難しい問題の解き直しは行いません。それよりも,難しい問題かどうかを判別する目を養う必要があります。そして,難しいと判断したら,解く必要はありません。それよりも,基本問題を落とさないようにし,基本問題を間違えた場合は,教科書にもどってよく復習しましょう。

 

では,偏差値60未満の高校を志望する場合,いつから勉強を始めるべきでしょうか。おそらく復習に相当の時間がかかるはずですので,中3の1学期の期末テストが終わったら始めましょう。夏休み明けの実力テストを最初の目標として,それまでに復習を終えられるよう,よく計画しましょう。