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【高校受験】中学の内申点を上げる方法~受験前から差をつけよう!~

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我が家の子供たちの受験を振り返って思うこと。それは,内申に苦しみ,内申に助けられた!!ということです。息子は,男子によくありがちなことですが,内申の点数が低く,最後の最後まで苦しめられました。

 

なにせ,内申が低いということは,入試を受ける前からビハインドを背負っているのです。それだけ多く本番で点数を取らなければいけないのです。「もう少しまじめにやってくれていれば・・・」と思ったものです。

 

逆に,娘は中1のときからまじめにテストに取り組み,課題を当たり前のように丁寧にしあげて期限までに提出していたため,内申が比較的よく,受験ではこの内申点に助けられました。

 

娘の場合は,入試を受ける前から10点ー20点ほどすでに持ち点があったようなものですから。「3年間まじめにがんばってきてよかったね!!」と何度娘と喜び合ったことでしょう。まじめに取り組むことに対する評価は,日本ではまだまだ高いのです。

中学の内申点

 内申点の上げ方

 

内申とは

 

敵を攻略するには,まず敵を知れ。

内申点を上げたければ,内申点とは何かを知る必要があります。

参照:中学の内申点とは?~入試前から差をつけよう!!~ - 塾なし受験道~偏差値72の公立高校合格!!~

 

内申点とは,つまり通信簿の点数です。

ざっくり二つに分けると,

  1. 「関心・意欲・態度」
  2. 「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」

となります。それぞれの点数の上げ方を考えてみましょう。

「関心・意欲・態度」の上げ方

 

これは,授業への取り組み方に対する評価です。

  • 授業中積極的に手を挙げて発言する
  • 忘れ物をしない
  • 分からないところ先生に聞きに行く
  • 宿題に丁寧に取り組んで期限までに提出する
  • 実技教科は下手でも一生懸命に取り組む

 

テストの点数がいいのに通信簿の点数が悪い人は,自分の学習態度をもう一度見つめなおしてみましょう。

 「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」の上げ方

大きくいって,これらはテストの点数で決まります

テストの成績を上げる,しか方法はないのですが,我が家の子供たちを見ていて感じたことを書いてみたいと思います。 

 内申アップ大作戦

 

「3」を取らないよう努力する!! 

通信簿を4から5するのは大変な努力を要します。この地域では,5は15%ほどの生徒しか取れませんが,4は35%ほどの生徒が取れます。感覚的には,定期テストの点数で言えば,5をもらうには90点以上取らなければなりませんが,4は70点以上でいただけます。

  

せっかく主要五科目で必死にテスト勉強をして5を取ったとしても,実技教科のテスト対策をほとんどせずに臨んだため,あるいは課題を期限に提出しないいためにほかの教科で3を取ってしまったら,5を取るための注いだ努力は水の泡です。

 

息子は3が必ずありました。3を取るということは,5を一つ多く取らないといけないということです。それは簡単なことではないでしょう。ほんのちょっとの努力で3を4に上げられるのでしたら,そうしておくとほかの教科がラクになります。例の内申分布によると,学年の半数は内申点4か5を取りますので,内申点4を取ることはそう難しくないでしょう。

 

内申点に3が含まれていたら,学年の半数以下にいるということを自覚しなければなりません。自分に何が足りないのか,よく考えましょう。テストの点はよいのに,という人はなおさら注意です。何らかの社会スキルが不足している可能性があります。それは今後の人生で必要になってくるスキルである可能性が高いのです。

 実技教科こそ定期テストに全力で取り組む!!

定期テスト対策で,最も怠ってはならない教科はと聞かれたら,内申点対策としては,「副教科」と答えます。実技の能力はどうにもこうにも変えられるものではありません。歌がどうしても上手に歌えない,水泳がどうしても泳げない,どうしても手が不器用で家庭科が上手にできない。だれにでもあるでしょう。

 

そんな人のための救いの手が副教科の筆記試験です。しっかりと対策して臨みましょう。副教科の対策をする人は少ないらしく,少し対策をすればちゃんと点数を取れるようなテストしか出ません。努力が報われやすい筆記試験ですし,努力すべき筆記試験だと言えるでしょう。特に実技の能力の自信のない人こそ,実技教科のテストの対策を怠らないようにしましょう

 

我が家のすむ都道府県では5教科も副教科も内申点は同じ比重をもっています。都道府県によっては,副教科の内申点を5教科の2倍で換算するところもあるそうです。ついつい後回しになってしまいがちな副教科対策ですが,しっかり取り組むことが重要です。娘はまじめな子なので,自分が副教科の実技ができないのを認識していて,毎回筆記試験対策に余念がありませんでした。

 安定的・均一的に点数を取る!!

 

 息子は,学年順位はほとんど10位以内でしたが,中1の学年評定は37(45点満点)でした。原因は,

  • 忘れ物を何回かした
  • 副教科のテストがひどかった
  • 適当に取り組んだ副教科の作品がある。

 

一方,娘の中1,中2の学年評定は41(45点満点)でした。5教科もすべて5ではないですし,副教科の中にも実技がどうしようもなくできない教科がいくつかあります。なのにどうしてこんなに高い数字なのでしょう??

  

二人の内申を比較すると,(学力に比して)内申点の高い子には特徴があることが分かってきます。それは,9教科満遍なく努力する,ということです。

 

内申点は,絶対評価により決まります。他人との比較ではなく,一定のパフォーマンスをすると5がもらえる,というわけです。まだ,この県の教育委員会のホームページを見ると,昨年度の自分の学校の内申分布を見ることができます。つまり,英語では何人が5を取ったか,ということが分かるのです。

 

それによると,平均2割ほどの人が5を取れています。2割と言えば,ナオの学年ではそれぞれの教科で40位くらいに入っていれば5がもらえるということです。相対評価の時代は,上位7%しか5がもらえなかったことを考えると,相対評価の場合,5を取ることは昔に比べて簡単になったと言えます。事実,公立トップ校を受験する人の中には,内申点が135満点に近い生徒はざらにいるのだそうです。

 

この絶対評価の制度を念頭に置くと,内申を取るためには,1位を目指した勉強ではなく,学年の2割に入る勉強でよい,ということが分かります。つまり,一つの教科の勉強に時間を費やして1位になったとしても,ほかの教科を怠って2割に入れなければ内申の合計点は下がってしまうのです。内申について考える限り,定期テスト対策としては,一つの教科で,重箱の隅をつつくような問題の対策までして100点を狙っていくよりも,まんべんなくすべての教科で確実に2割に入れる準備をするべきだということです。