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【小学生の英語勉強法】これだけで英語偏差値70の高校生になれる!!

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「英語を習い始めるのは早ければ早い方がよい。」

「一定の年齢を過ぎると,英語の習得が遅くなる。」

 

グローバル化の波を受け,日本の小学校の時間割にも英語の授業が組み込まれるようになり,日本は英語の早期教育へと傾きつつあります。

また,習い事好きな日本にあって,英語は根強い人気を博しています。

大学受験においても,英語ができることは有利に働きます。

英語が不得意な傾向にある理系生徒の場合,英語ができれば鬼に金棒ですし,私立大学文系志望の生徒の場合は,英語の比重が高いことが多く,英語ができることが合格の大前提となります。

 

子供に少しでもよい将来,と望む親にとって英語教育はまぎれもなく一つの重要な選択肢でしょう

 

英語が得意になるために,小学生のうちからできることとは何でしょうか。書いてみたいと思います。

小学生の英語の勉強方法

小学生に効果的な英語勉強法とおすすめ教材

英会話教室や英語塾は必要か?

「将来,英語はできた方がいい」と考えて

早くから英会話教室に子供を通わせる家庭が少なくありません。

習い事をしている子供の実に4分の一は英会話に通っているというデータもあります。

 

確かに,親が英語が得意でない場合,英会話教室に通わせて少しでも英語に親しんでもらおう,と考えるのは自然なことです。

週に1時間の授業の効果

ここで考えたいのは,「週に1時間英会話をして,英語は上達するのか」という疑問です。

もちろん,やらないよりはやった方がよいでしょう。しかし,それでは「英語のシャワー」を浴びるというのには程遠いでしょう。週に1度の「英語の顔洗い」程度では,英語に浸かることはできません。

 

費用対効果はどうでしょうか

週に1時間ずつ英会話を習った場合の1か月の授業料は7千円ほどといったところでしょうか。1か月7千円以内の投資で,「英語のシャワー」を浴びる方法がほかにあるとすれば,そちらの方がよいとはいえないでしょうか

多読の効果は絶大!!~おすすめ教材~

筆者は,小5から高3にかけて英語の本をたくさん読みました。最初は1ページに1単語,1文しかないような薄い本から始まり,徐々に単語数の多い本を読むようになりました。多読です。そうなるにつれ,英語の文の構成を感覚的につかみ始めました

子供に英語の読み聞かせ

 日本語の読み聞かせの効果については,大勢の人が認識しているでしょう。英語もまったく同じです。ですから,自分の子供にも日本語だけでなく英語の読み聞かせをしたいと思いました。

 

自分の経験から,子供たちには,遅くとも小5までに英語の本を読み聞かせを始めました。子供たちに絵本を読み,それを口真似で繰り返してもらいました。子供たちは日本語の読み聞かせと同様にとても楽しみ,すぐに覚えてしまいました。

 

多読初心者用の本はたくさんありますが,子供たちが気に入ったのは,Oxford Reading Tree のKipperシリーズです。

 

これはほんの一例で,ステージ1から9までの220冊が提供されています。

英語は不得意,という親御さん向けには,CD付も販売されています。

 

日本で売られている英語の童話は,多少値がはるのですが,毎日聞き続ければ,一か月7千円の英会話よりもはるかに効果があるでしょう。

親子で時間を作って一緒に読むのは最も効果が上がるでしょうが,そんな時間がなければ,子供が遊んでいるときにそっとCDを流すだけでもよいのです。

 

多読を繰り返していくと,単語のつづりをことさら教えなくても,自然に覚えます。また,綴りと発音の関係も自然に身に付きます。

文法

小5になると,多読と並行して文法も教えました。小5になると体系的に語学を学ぶことができるようになるため,多読の学習効率も高まります。

教材

簡単な文法のテキストを使って,広く浅く教えます。

我が家で使ったテキストはこちら:

 

中学生には簡単すぎますが,小学生にはぴったりです。

これを少しずつ教えます。進め方については,以下に詳しく書きました。

参考:中学入学前の準備 - 塾なし受験道~偏差値72の公立高校合格!!~

 

実際の効果

さて,我が家の子供たちに多読+文法を小5,小6で教えた結果,どうなったか?

公立小学校⇒公立中学校⇒公立高校で,塾,英会話教室などには通っていません一日10分弱の英語の読み聞かせと同じく10分ほどの文法のレッスンのみの結果です。

  • 中1の6月の英検で5級に合格。(47/50点)
  • 中1の10月の英検で4級に合格。(56/65点)
  • 中2の6月の英検で3級に合格。(54/65点)
  • 高校入試の英語で100点。
  • 高1の2月の英検で2級に合格。(26/33点)
  • 高1の2月のセンター試験でリスニングほぼ満点。
  • 高2の1月のセンター試験の英語で8割正解。リスニングはほぼ満点。
  • 高3センター本番の英語の得点:190以上 

英検はいずれも,対策をほとんどせずに受験しました。分かりやすいように英検を持ち出してきましたが,読み聞かせの効果は,長文読解とリスニングに最もよく表れます。多少単語が分からなくても,長文の大意をつかむ能力が培われます。

そして,何より,英語が好きになります

 

息子は高校時代,部活に忙しくあまり勉強をしていませんでしたが,長文主体の実力テストになると,偏差値は70を超えていました。「相変わらず長文にはめっぽう強いね」と声をかけると,「結局,小さいころに英語の本を読んだのが効いてる気がする」と本人も言います。わたしも同感です。

 

理系でも文系でも,英語は大学受験の合否を左右する鍵となる教科です。特に,理数ができない平凡な子供にこそぜひ英語を教えて,得意教科を作ってあげたいものです

 

英語ができれば,技術者になろうと,コックになろうと,デザイナーになろうと,海外に活躍の場が広がったり,多くの情報にアクセスすることができたり,多くの人と知り合うことができたり,あらゆる選択肢が増えます

 

中学に入学してしまうと,部活や定期テストに追われ,さらに思春期も重なって,親子の学習の機会を作るのが難しくなります。まだかわいい小学生のうちに,親子で楽しく英語を学んではいかがでしょうか。

 

英語を忘れてしまったという親御さん,英語は昔から不得意だったという親御さんは,ぜひ一緒に学びなおしてはいかがでしょうか。断然子供の方が習得が早く,「すごいね」とほめてあげようものなら,お子さんはどんどん英語に自信を深め,学習を進めることができるでしょう。