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高校受験で失敗するということ【どんな言葉をかければいい?】

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私立高校の受験がひと段落し,

あと一か月半もたてば,

公立高校受験も終わっているでしょう。

そこで,高校受験という経験について考えてみました。

高校受験の失敗と成功

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高校受験の成功

 

高校受験の成功とは何でしょうか。

「第一志望校に合格すること!」

もちろん,これも成功でしょう。

 

大抵の場合,時間をかけてコツコツと合格に向けて努力して,

努力の成果が実ったのです。

ひとまず高校受験自体に成功を収めたといえるでしょう。

 

高校受験の失敗

 

では,第一志望校が不合格だった場合はどうでしょう。

高校受験に失敗したのでしょうか?

 

それを決めるのは,本人にほかなりません。

多くの人にとって高校受験は人生で初めての受験。

ここでひとたび失敗してしまえば将来は真っ暗だ・・・

と思っているかもしれません。

 

志望校での光に満ちた高校生活ばかり想像してきたのに

まったく今後の展望が見えないかもしれません。

人生における高校受験の位置づけ

受験生はほんの15年,

もっと言えば思春期になってからはまだ約3年という

短い期間しか生きていないため,

高校受験が人生の一大イベントだと思うかもしれません。

 

しかし,人生はここからが長いのです。

「間に合いそうにもない電車に乗るために必死で走って行ったら

ぎりぎり間に合った!!」

そのとき,自分がラッキーだったと思うでしょう。

成功したと思うでしょう。

一生懸命走った自分をほめるでしょう。

天が自分に味方した,と思うかもしれません。

 

だけど,その電車が事故に遭って重傷を負ったとしたらどうでしょう。

電車に乗ったことを「成功」と思えるでしょうか?

 

人生は,たった一度自分の希望どおりに事が運ばなかったからといって,

どんどん下降の一途をたどる一方通行の道ではありません。

 

また,自分の希望がかなったからといって,

上昇の一途をたどれるわけでもありません。

 

分岐点をどのように生かすかは,本人次第なのです。

成功かどうかを決めるのは,あなたなのです。

志望校に合格したあなたへ

自分の行きたい高校に合格するために,

これまで様々な努力をしてきたと思います。

そして,見事に結果が出ました。

 

肝心なことは,慢心せずに努力を続けることです。

これまでは目の前の受験のことだけを目標にひた走ってきたことでしょう。

しかし,ここからはもっと遠い将来を見据えて

次の努力に向かって歩き始めましょう。

高校受験の合格など,人生の中ではほんの小さなできごとにすぎません。

ある高校で学ぶ資格を得たというだけで,

まだ世の中で何も成し遂げてはいないのです

 

高校受験合格が人生最良の思い出にならないようにしましょう。

志望校が不合格だったあなたへ

合格した人たちと同様,あなたも懸命に努力してきたはずです。

まずは,お疲れ様!!と言いたいです。

夢見ていた高校生活とは違う道を歩むことに

とまどいを感じているかもしれません。

あるいは,将来に不安を抱いているかもしれません。

 

「今までの努力は無駄だった」

などということは決してありません。

努力の仕方に改善の余地があるにせよないにせよ,

努力が人生の無駄になることなど決してないのです。

 

あなたは今,

とても貴重な経験をしていることを覚えておいてください。

合格を重ねた人には決してできない

貴重な人生の糧を得ようとしているのです。

 

人生は一筋縄ではいきません。

成功ばかりの思い通りの人生など,ないのです。

失敗から学び人生を切り開いていくうえで大切なのは,

立ち直る力です。

頭を切り替える速さとも言えるかもしれません。

別の視点で物事を見る目,と言い換えることもできるでしょう。

 

若くして立ち直る力を養う機会を得たことを

後になって喜ぶ日が必ず来ます。

 

自己憐憫に陥ってこの機会をただの失敗で終わらせるか,

気持ちを切り替えて新たな目標に向かって歩き出し,

さらに大きな成功を手に入れるかは,

あなた次第なのです。

 

また,実力の追いつかない高校に一番下で入り,

3年間底辺にいる苦しみというのも相当なものです。

ひょっとすると,実力相応の高校に入って

そんな苦しみを味わわなくてよかったことは

ラッキーだったのかもしれません。

 

どこへ行ったとしても

その場所で自分らしい花を咲かせられるようにと

切に願います。

 

受験生の皆さん,

本当にお疲れ様でした!!

不合格を経験したお子さんをもつお母さまへ

なぜ「お母さま」に限定したかと言いますと,

母というものは子どもの将来を案じるのが性分だからです。

子供を自分の分身のように思ってしまうものだからです。

わたしもその一人だからです。

 

お子さんが苦しむ姿をみて,

我がことのように心を痛めておられることと思います。

 

このブログを読んでくださっているということは,

きっとお子さんとともに一喜一憂しながら

この受験に取り組んでこられたことと思います。

 

それだけに,お子さんがどれだけ頑張ってきたか

あるいは頑張れなかったかもよくご存知だと思います。

 

一生懸命頑張ったのに結果が出なかったお子さんにとっても,

あまり頑張らず,そのとおりの結果が出てしまったお子さんにとっても,

不合格というのはショッキングな出来事でしょう。

感じていないように見えて,

どのような子供でも親の期待を感じ取っているものです。

それに沿えなかったことを残念に思っているものです。

 

ですから,まずはお母さんから気持ちを切り替えましょう。

そして,お子さんが気持ちを切り替えられるよう助けてあげましょう。

 

長い人生にとってこの経験がきっと子供の糧になることを

信じましょう。

どのような経路をたどるにせよ,

子供に幸せな将来があることを

信頼しましょう

子供の内なる力に

信頼を寄せましょう

そして,その信頼を子供に伝えましょう。

 

親とは口も利かない,という中3男子にさえ,

お母さんの声は意外と届くものです。

 

お子さんの不安を,信頼の力でかき消すのです。

「きっとこの子は幸せになる」

そう信頼されている子供というものは

幸せになるものです。

お母さんの役目は,

子供を信頼し続けることです

そして,それを子供に伝え続けることです。