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塾なしでも偏差値72の公立高校に合格!!市販問題集で高校受験を乗り切った体験ブログ

高校受験ー倍率と合格最低点の関係

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ナオの受ける都道府県の公立高校の倍率が公表されました。

ナオの高校は年によって倍率が大きく変化するため,

ナオは「倍率が高くないといいなぁ」と言っていました。

さて,その倍率やいかに!?

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倍率の推移

2014年    1.8倍

2015年   1.9倍

2016年    2.1倍

 

そして今年は・・・・

 

昨年に続き2.1倍

 

昨年の過去問で合格最低点を超えていたので,土俵には上がれそうです。

倍率と合格最低点との関係

それにしても,いつも不思議に思うことがあります。

それは,ナオの志望校と同じ偏差値の高校があるのですが,

こちらは人気校で倍率がいつもナオの志望校よりも高く,

今年は2.8倍です。

 

さて,偏差値が同じ高校で倍率が0.7倍違うとき,

どちらが合格しやすいのでしょう?

 

答えは,どちらも同じでしょう

これまでの合格最低点も両校は毎年ほぼ同じです。

 

人気校は志望者の数は多いですが,

志望者の能力の幅が広く,

合格最低点は同じ偏差値で倍率の低いナオの志望校と同じです。

 

つまり,受験者平均点は

ナオの志望校の方が高いのです。

ですから,同じ偏差値の高校の場合,

倍率だけを見て安易に合格しいやすそうだと思わないようにしましょう。

 

一方,同じ学校の倍率の増減は合格可能性に影響があるでしょうか?

その理由によりけりでしょう。

例えば定員を減らしたために倍率が上がってしまった場合は,

合格最低点は上がるでしょう。

同じ受験者層の中で合格する人数が減ったのですから当然です。

 

あるいは,特色のあるクラスが創設されたなどして

人気が上がったことが明らかな場合,

受験者層の質が高まる可能性がありますので,

こちらも合格最低点は上がる可能性があります。

 

特に客観的な理由が見当たらない場合は,

(偏差値)近隣高校の倍率を調べましょう。

もし上位校が倍率を落としているのであれば,

安全志向でその高校を受験する,

質の高い受験者層が増えている可能性があります。

また,下位校が倍率を落としているのであれば,

チャレンジ志向でその高校を受験する,

例年よりも質のやや劣る受験者層が増えている可能性があります。

前者の場合は合格可能性は下がり,後者は上がります。

 

どちらにしても,高校が大きな方針転換などしない限り,

そうそう受験者層に大差はないはずですので,

少々の倍率の変動に左右されない確かな学力と,

倍率に左右されない強いハートを養う必要があることは確かです。