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志望校の決定~オリンピック柔道2016から学ぶこと~

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オリンピックのメダルラッシュが止まりません。

特に,今回の柔道のメダル数が前回よりも拡大に多い。

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 【2012年オリンピックの柔道メダル数】

金:1

銀:3

銅:3

 

【2016年オリンピックの柔道メダル数】

金:3

銀:1

銅:8

 

柔道のメダル数12は史上最多だそうです。

 

大躍進の理由について,

井上監督が様々な改革を行ってきたため,と報じられています。

その一つに,技術的な訓練の改善が挙げられていました。

 

加えて,意識改革があるのではないかと思います。

これまでの「金以外のメダルはメダルにあらず」という意識から

「金がだめなら,せめてメダルを持って帰る」という

意識改革です。

 

前回のメダル数との圧倒的な違いは,

なんといっても銅メダルの数です。

 

金・銀の数,つまり決勝戦に出場した選手の数は

2016年,2012年ともに4。

一方,銅メダルの数は2倍以上に増えています。

 

これまでは金だけに固執していたため,

決勝戦に出れなかった瞬間,

目標を失ってしまい,3位決定戦で勝つことができませんでした。

 

でも,今回は銅メダルを取った選手の言葉からも,

金が無理なら「せめてメダルを取る」と,目標を設定し直して

3位決定戦に臨んだ選手が多いことが分かります。

 

もう日本が一番強い時代ではないのです。

日本の10倍もの柔道人口をもつ

世界の国がたくさんあるのです。

そんな中で,現実を見定めて,

手堅い戦術に変えた井上監督のしたたかさを感じます。

 

日本の一連の活躍を見ながら,

受験の志望校の設定に思いをはせました。

現実を直視せずに「行きたい高校」に固執したあまり,

「行ける高校」の合格までも逃してしまうことがあります。

 

「合格は,行きたいという思いの強さにかかっている」

と言われることがあります。

もちろん,その思いの強さは欠かせないものですが,

それだけで合格を勝ち取ることはできません。

みんな,行きたいのです。

 

現状をよく分析,把握しないまま

思いの強さだけの信頼をおいて

「行きたい高校」だけを望み続ける戦い方は

賢明とは言えないでしょう

 

「行きたい高校」に軸足を置いて懸命に勉強しつつ,

模擬を受けて自分の仕上がり具合を客観視し,

直前になっても「行きたい高校」の実力に

届いてないと判断した場合には

「せめてこの高校には入りたい」という高校を

あらかじめ決めておく必要があります。

 

高校見学,説明会真っ盛りの時期ですが,

第一志望だけでなく

ぜひ第二志望についても入念に

調べておく必要があるのではないでしょうか。

 

それが,「銅メダル」を手堅く取ることへと

つながるように思います。